SUDD(サッド)とは何か?|栃木県の胃カメラ・大腸内視鏡なら|江田クリニック(内科・消化器内科・アレルギー科)

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SUDD(サッド)とは何か?

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SUDD(サッド)とは何か?

この動画では、大腸憩室(だいちょうけいしつ)に関連する新しい病気の概念**SUDD(サッド)**について、胃と腸の専門家である江田証医師が詳しく解説しています。

1. SUDD(サッド)とは何か?

  • 正式名称: Symptomatic Uncomplicated Diverticular Disease(症候性非合併性憩室疾患)

  • 特徴: 大腸に憩室(小さなポケット状のくぼみ)がある人で、腹痛、お腹の張り、下痢などの症状があるにもかかわらず、検査(採血、CT、内視鏡)では炎症や異常が見つからない病気です 。

  • 頻度: 憩室を持つ人の約20〜25%(4〜5人に1人)が発症するとされています 。

2. なぜ見逃されるのか?

  • 医師の認知度: 日本の医師の9割がこの概念を詳しく知らないため、「異常なし」「気のせい」と診断されやすい 。

  • 過敏性腸症候群(IBS)との誤診: 症状が似ているためIBSと間違われやすいですが、IBSの治療(低FODMAP食など)をしても改善しないのが特徴です 。

3. SUDDとIBS(過敏性腸症候群)の見分け方 

特徴 SUDD(サッド) IBS(過敏性腸症候群)
痛みの場所 憩室がある場所(主に左下腹部、日本人は右も多い)に限定的 お腹全体、あちこち移動する
持続時間 24時間以上続くことが多い 短時間で変化することが多い
排便の影響 排便やガス出しをしても良くならない 排便やガス出しで改善する
夜間の症状 寝ている間に痛みで目が覚めることがある 寝ている間に痛みで起きることはない

4. 原因と診断のポイント

  • 微細な炎症: 肉眼(内視鏡)では正常に見えても、顕微鏡レベルでは「ローグレード・インフラメーション(低レベルの慢性炎症)」が起きています 。

  • 診断マーカー: 便中カルプロテクチンという検査が有効です。IBSでは上がりませんが、SUDDでは数値が上昇するため、診断の決め手になります 。

5. 治療法について 

※日本国内では保険適用外の場合があるため、医師への相談が必要です。

  • リファキシミン: 非吸収性の抗菌薬。周期的に服用することで、腸内細菌のバランスを整え、症状を改善させる効果が論文で示されています 。

  • メサラジン: 本来は潰瘍性大腸炎などに使われる抗炎症薬。SUDDの再発予防に有効という報告があります 。

  • 食物繊維: 薬物療法と併用することで、より高い効果が期待できます 。

まとめ

「憩室があると言われたけれど、検査で異常なしとされる腹痛が続く」という方は、SUDDの可能性があるとのことです。江田医師は「目に見える異常(内視鏡の映像)だけでなく、その奥にある微細な炎症を見ることが大切」と締めくくっています 。

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